日本でこれからも暮らし続けるためには、在留期間が切れる前に「在留期間更新(ビザ更新)」の手続きをすることが大切です。
とはいえ、「いつから準備を始めればいいのか」「何をそろえればいいのか」が分かりにくいと感じる人も多いと思います。
このページでは、在留期間更新の基本的なステップと、準備で意識しておきたいポイントを、やさしい日本語で整理します。
1. 在留期間更新とは? 基本の考え方
在留期間更新とは、「今の在留資格のまま、日本にいる期間を延長してもらうための手続き」です。
在留資格の種類そのものを変える「在留資格変更」とは違い、基本的には同じ目的の活動を続けることを前提にしています。
たとえば、次のようなイメージです。
- 留学生として勉強を続けるために、留学の在留期間を延長する
- 同じ会社・同じ分野で働き続けるために、就労ビザの在留期間を延長する
- 家族として日本に住み続けるために、同じ在留資格で期間を延長する
そのため、在留期間更新では、
- 「今までどのように日本で生活していたか」
- 「これからも同じ目的で生活・活動を続ける予定があるか」
といった点が、重要な確認ポイントになります。
2. いつから動く? 在留期間更新のスケジュール
在留期間更新でまず大切なのは、「いつから準備を始めるか」です。
スタート地点になるのは、在留カードに書かれている在留期間の満了日です。
2-1. 在留期間の満了日を必ずチェックする
在留カードを手元に用意して、次の点を確認してみてください。
- 在留期間の満了日:〇年〇月〇日
- 今日から見て、あとどのくらい期間が残っているか
在留期間更新の手続きができる時期や締め切りは、在留資格の種類や制度によって異なります。
くわしい期間やルールは、必ず最新の公式情報で確認してください。
2-2. 「ギリギリより早めに」が基本
一般的な考え方としては、次のようなイメージを持っておくと安心です。
- 在留期間の満了日が近づいてから慌てるのではなく、数か月前から情報収集を始める
- 会社や学校、市区町村での書類取得に時間がかかることを前提に、早めに準備を始める
仕事や勉強、家族の予定と重なることも多いため、「ギリギリになってから動く」のではなく、
「ちょっと早いかな?」と思うくらいから動き出す方が安全です。
3. 在留期間更新の基本ステップ
在留期間更新の細かい条件や必要書類は在留資格の種類によって変わりますが、
多くの場合、次のようなステップで進めるイメージになります。
3-1. ステップ1:在留カードと現在の状況を整理する
まずは、次の2点を整理します。
- 在留カードに書かれている在留資格の種類と在留期間の満了日
- 今の生活・活動(勉強・仕事・家族としての生活など)の内容
「今の在留資格の目的」と「実際の生活・活動」が大きくずれていないかを、この時点で一度意識してみるとよいでしょう。
3-2. ステップ2:必要な手続きと書類の一覧を公式情報で確認する
次に、在留期間更新で必要な手続きと書類の一覧を、公式情報で確認します。
インターネットの体験談やSNSだけではなく、法務省出入国在留管理庁などの公式な案内を必ずチェックしてください。
このときに、
- 本人が用意するもの
- 会社・学校などに作成を依頼するもの
- 市区町村で取得する証明書
のように、誰が・どこで・何を準備するのかを分けてメモしておくと、のちほど楽になります。
3-3. ステップ3:本人が準備する書類をそろえる
多くの在留期間更新で共通して出てくる「本人が準備するもの」のイメージは次のとおりです。
- パスポート
- 在留カード
- 申請書(最新の様式を公式情報から入手)
- 写真(サイズ・枚数の指定あり)
- 住所や連絡先、現住所を証明するための情報など
具体的な枚数や書き方は、必ず公式な案内にしたがってください。
3-4. ステップ4:会社・学校に必要書類を依頼する
在留期間更新では、在籍している会社や学校が作成する書類が必要になることがあります。たとえば、
- 勤務している会社が作る書類(勤務先情報・仕事内容・給与などに関する書類)
- 学校が作る書類(在学証明書、成績・出席状況を証明する書類など)
これらは、依頼してから準備ができるまでに時間がかかることが多いため、
在留期間の満了日から逆算して早めにお願いすることが大切です。
3-5. ステップ5:市区町村で必要な証明書を取得する
在留期間更新では、次のような証明書が必要になることもあります。
- 住民票
- 課税(非課税)証明書
- 納税証明書
これらは、お住まいの市区町村(市役所・区役所・町村役場)の窓口や、場合によってはコンビニ交付サービスなどで取得することになります。
どの証明書が必要か、いつの分が必要かなどは、必ず公式情報で確認してください。
3-6. ステップ6:申請書類をまとめて、入管など指定された窓口で申請する
必要な書類がそろったら、申請書や添付書類を整理し、
案内にしたがって出入国在留管理局(入管)などの窓口で申請します。
このとき、
- 受付時間や予約の要否
- 郵送か窓口か、オンライン申請が利用できるかどうか
なども、最新の公式情報で必ず事前に確認しておきましょう。
4. 準備でつまずきやすいポイント
在留期間更新の準備では、次のようなポイントでつまずきやすい傾向があります。
4-1. 在留期間の確認を後回しにしてしまう
忙しい毎日の中で在留カードを見る機会が少なく、
「気づいたら満了日が近づいていた」というケースは珍しくありません。
月に一度など、自分なりのタイミングを決めて在留カードを確認する習慣を持つと安心です。
4-2. 会社・学校への依頼が遅くなる
勤務先や学校の書類は、担当者のスケジュールや内部の確認作業のために、時間がかかることがあります。
在留期間の満了日が近づいてから依頼すると、相手にも負担がかかり、自分も不安になります。
必要書類がわかった段階で、できるだけ早く相談・依頼するようにしましょう。
4-3. インターネットの情報だけで判断してしまう
他の人の体験談やSNSの情報は参考になる部分もありますが、
在留資格の条件や必要書類は、法律や運用の変更で変わることがあります。
また、同じように見えるケースでも、個人の状況によって結果が変わることも多いです。
必ず、公式情報や専門家の説明を確認し、体験談は「参考」としてバランスよく扱うことが大切です。
5. よくある疑問(Q&A)
Q1. 在留期間更新の申請は、在留期間が切れるどのくらい前からできますか?
在留期間更新の申請ができる期間や締め切りは、在留資格の種類や時期によって異なります。
このページでは具体的な日数までは書けませんが、必ず最新の公式情報(法務省出入国在留管理庁など)で確認してください。
いずれの場合も、「早めに在留カードを確認し、準備を進める」ことが重要です。
Q2. まだ更新するか決めていません。予定がはっきりしていなくても準備したほうがいいですか?
将来の予定がまだはっきりしていない場合でも、
在留期間の満了日と、更新に必要になりそうな基本的な書類について情報収集を始めておくことをおすすめします。
実際に申請するかどうかを決めるのはあとでも、情報を早めに集めておくことで、選択肢を広く持つことができます。
Q3. 在留期間更新と同時に、在留資格の変更もしたい場合はどうなりますか?
在留期間更新と在留資格変更は、目的や内容が異なる手続きです。
どちらを使うべきか、同時に検討できるかどうかは、個別の事情によって変わります。
自分だけで判断せず、勤務先・学校・専門家・公式窓口などに相談し、「自分の状況ではどう考えるべきか」を確認することが大切です。
Q4. 準備が遅れてしまいました。今からでもできることはありますか?
まずは在留カードで在留期間の満了日を確認し、今の状況を整理しましょう。
そのうえで、勤務先や学校、市区町村の窓口、外国人相談窓口、専門家などに早めに相談し、
「今からできること」「急いで準備すべきこと」がないかを確認することをおすすめします。
6. まとめ:在留期間更新は「早めの確認」と「準備の順番」がポイント
- 在留期間更新は、今の在留資格のまま、日本にいる期間を延長してもらうための手続きです。
- まずは在留カードを確認し、在留期間の満了日と残り期間を把握することがスタート地点になります。
- 本人が準備する書類・会社や学校に依頼する書類・市区町村で取得する証明書など、準備するものを役割ごとに分けて整理するとスムーズです。
- 勤務先や学校への依頼は時間がかかることが多いため、早めに相談・依頼することが大切です。
- 具体的な条件や必要書類、申請できる期間は必ず最新の公式情報で確認し、このページは全体の流れをつかむためのガイドとして活用してください。
在留期間更新は、「いつ動き始めるか」と「どんな順番で準備するか」を意識することで、少しずつ不安を減らすことができます。
ひとりで抱え込まず、必要に応じて会社・学校・相談窓口・専門家などと連携しながら、落ち着いて準備を進めていきましょう。


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