日本での生活に少し慣れてきて、
「そろそろシェアハウスや短期滞在向け賃貸から、普通の賃貸アパートに移りたい」
と考える人も多いと思います。
このページでは、シェアハウス・短期滞在から通常の賃貸アパートへ移るステップを、
在留外国人向けにやさしい日本語で整理します。
1. なぜ「次の住まい」を考えるタイミングが来るのか
シェアハウスやマンスリーマンションなどの短期滞在向け住まいは、
日本に来たばかりの人にとって、とても便利な選択肢です。
その一方で、生活が落ち着いてくると、次のような気持ちが出てくることがあります。
- もう少し静かな環境で、一人の時間を大事にしたい
- 長く住むなら、月々の費用を少しでも抑えたい
- 自分の家具や家電をそろえて、「自分の部屋」を作りたい
- 今の場所は便利だけれど、職場や学校にもっと近い場所に住みたい
こうした理由から、
「最初の住まい」から「次の住まい」へステップアップしたいと感じる人が多くなります。
2. いつ頃から次の住まいを考え始めるとよいか
次の住まいを考え始めるタイミングには、個人差がありますが、
目安として、次のようなサインがあれば、
少しずつ準備を始めてよい時期かもしれません。
2-1. 滞在期間や仕事・勉強の予定が見えてきたとき
たとえば、
- あと1年以上は日本に住む予定がはっきりしてきた
- 仕事や学校が、ある程度長く続きそうだと分かってきた
というタイミングは、
通常の賃貸アパートへの引っ越しを検討しやすい時期です。
長く住む予定があるほど、通常の賃貸に移るメリットが大きくなりやすいからです。
2-2. 今の住まいに「小さなストレス」が増えてきたとき
シェアハウスや短期滞在向け賃貸は、
最初は新鮮で楽しく感じられても、次のようなストレスが出てくることがあります。
- 共同スペースの使い方や生活リズムの違いに疲れてきた
- 周りの入居者の出入りが多く、落ち着かないと感じる
- 一人でゆっくりしたい時間を確保しづらい
こうした小さなストレスが増えてきたら、
「次はどのような住まいにしたいか」を考え始める良いタイミングです。
3. シェアハウス・短期滞在から通常賃貸へ移る全体の流れ
大まかな流れは、次のようになります。
- 次の住まいで大事にしたい条件を整理する
- 通常賃貸アパートの情報を集める
- 気になる物件を内見して決める
- 申込・審査・契約を進める
- 現在の住まいの退去手続きを確認する
- 引っ越しをして、新しい部屋での生活を始める
ここからは、それぞれのステップで意識したいポイントを見ていきます。
4. ステップ1:次の住まいの条件を整理する
まずは、「今の住まいで良かった点」と「少し合わなかった点」を振り返りながら、
次の住まいの条件を整理してみましょう。
4-1. 今の住まいで良かった点・助かった点
たとえば、
- 家具・家電付きで、すぐ生活を始められた
- 家賃に光熱費が含まれていて分かりやすかった
- 同じ建物に知り合いがいて安心できた
こうした「良かった点」は、
次の住まいを探すときに、
どこまで大事にしたいかを考えるヒントになります。
4-2. 今の住まいでストレスになった点
一方で、
- 共同スペースの使い方でストレスを感じた
- 周りの人の出入りが多く、落ち着かないと感じることがあった
- 部屋が狭くて、自分の物が置ききれなくなってきた
といった点があれば、
次の住まいでは「ここは改善したいポイント」として意識できます。
「良かった点」と「ストレスだった点」をメモにしておくと、
通常賃貸アパートを検討するときに、自分の基準がはっきりします。
5. ステップ2:通常の賃貸アパートの情報を集める
条件を整理したら、通常賃貸アパートの情報収集を始めます。
5-1. 家賃とエリアのバランスを確認する
シェアハウスや短期滞在向け賃貸では、
光熱費込み・家具付きなどのために、1か月の金額が分かりやすいことが多いです。
通常賃貸アパートでは、
- 家賃
- 管理費・共益費
- 自分で契約する光熱費
を合計して、
毎月どのくらい必要になるかをイメージする必要があります。
現在の支出と比べながら、
「自分が無理なく支払える家賃の上限」を考えてみてください。
5-2. 滞在予定期間とのバランスを考える
通常賃貸アパートは、
1〜2年などの契約期間を前提にしていることが多いです。
そのため、
- あとどのくらい日本にいる予定か
- 仕事や勉強が続く見込みがあるか
も合わせて考えながら、
通常賃貸に移るタイミングを検討します。
6. ステップ3:申込・契約と、今の住まいの退去手続きを調整する
通常賃貸アパートで住みたい部屋が見つかったら、
申込・審査・契約に進みます。
6-1. 新しい部屋の「入居可能日」を確認する
通常の賃貸アパートでは、
契約後、いつから入居できるか(家賃が発生するか)が決められています。
申込の段階で、
- 入居可能日
- 鍵を受け取れる日
を確認しておきましょう。
6-2. 現在の住まいの「退去のルール」を再確認する
シェアハウスや短期滞在向け賃貸には、退去に関するルールがあります。
- 退去の何日前までに連絡が必要か(例:1か月前など)
- 退去日が月途中の場合の家賃の計算方法
- 清掃費やその他の退去費用が必要かどうか
これらを早めに確認して、
新しい部屋への入居日と、今の部屋の退去日が大きくズレないように調整します。
6-3. 重なる期間が出ることもある
新しい部屋の契約開始日と、現在の部屋の退去日が、
数日〜1週間程度重なることもあります。
その場合、
- 短期間だけ家賃が二重になる
- 荷物をゆっくり移動できる
といったメリット・デメリットがあります。
費用と手間のバランスを考えながら、
自分にとって無理のないスケジュールを決めていきましょう。
7. ステップ4:引っ越しと生活の切り替えをイメージする
通常賃貸アパートへの引っ越しでは、
シェアハウス・短期滞在とは違う点がいくつかあります。
7-1. 家具・家電をどうするか
シェアハウスやマンスリーマンションでは、
家具・家電が備え付けになっていることが多いですが、
通常賃貸アパートでは、自分で用意する必要がある場合がほとんどです。
- 最初に最低限必要なもの(ベッド・冷蔵庫・洗濯機など)
- あとから少しずつそろえていくもの(テーブル・収納・家電など)
を分けて考えると、引っ越しの負担を調整しやすくなります。
7-2. ライフラインの契約を考える
通常賃貸アパートでは、
電気・ガス・水道・インターネットといったライフラインを、
自分で契約・開始手続きすることが多いです。
引っ越し前後のスケジュールを決めるときに、
ライフラインの開始日も合わせて考えておくと、
入居後すぐに生活をスタートしやすくなります。
8. よくある疑問(Q&A)
Q1. どのくらいの期間シェアハウスや短期滞在向け賃貸に住んでから、通常賃貸に移る人が多いですか?
人によってさまざまですが、
「最初の数か月〜1年くらい」をシェアハウスや短期滞在向け賃貸で過ごし、
その後で通常賃貸アパートに移る人が多いと言われることがあります。
日本での生活や仕事・勉強の状況が見えてきたタイミングが、一つの目安になります。
Q2. シェアハウス・短期滞在から普通の賃貸に移るとき、何が一番大変ですか?
よく聞かれるのは、
「家賃以外の費用(初期費用・家具家電・引っ越し費用)」と、
「ライフラインの契約」に慣れることです。
事前に費用のイメージを持ち、必要な手続きを少しずつ調べておくと、負担を減らしやすくなります。
Q3. 今の住まいに不満はありますが、お金のことが心配で、なかなか動けません。
無理をしてすぐに引っ越す必要はありません。
まずは、毎月の収入と支出を整理し、
「どのくらいの家賃までなら安心して払えるか」を考えてみることが大切です。
そのうえで、通常賃貸に移るタイミングを、数か月先も含めて検討してみてください。
Q4. シェアハウスや短期滞在向け賃貸を出るとき、何に注意すればよいですか?
退去のルール(連絡期限・清掃費・その他の費用)を事前に確認し、
決められた手続きに従って進めることが大切です。
退去日近くになって慌てないよう、
引っ越し先が決まりそうなタイミングで、早めに確認しておくと安心です。
9. まとめ:「最初の住まい」から「次の住まい」へのステップを、自分のペースで
- シェアハウスや短期滞在向け賃貸は、日本生活のスタートとして便利な住まいです。
- 生活が落ち着いてくると、「もっと自分に合った住まい」に移りたくなるタイミングが来ることがあります。
- 次の住まいを考えるときは、今の住まいの「良かった点」と「ストレスだった点」を整理することが役に立ちます。
- 通常賃貸アパートへの引っ越しでは、家賃だけでなく、初期費用やライフラインの契約も含めて計画することが大切です。
- 無理をせず、自分の滞在期間・収入・生活スタイルに合わせて、「いつ・どんな部屋に移るか」を考えていきましょう。
このページが、
シェアハウスや短期滞在向け賃貸から、
自分に合った「次の住まい」に進むときのヒントになればうれしいです。
焦らず、自分のペースで準備を進めていきましょう。


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