日本で銀行口座を作ろうとすると、
「メガバンク」「ネット銀行」「地方銀行」など、いろいろな銀行の名前が出てきます。
「どこが一番いいの?」「外国人でも使いやすいのはどれ?」と迷う人も多いと思います。
このページでは、
銀行のタイプごとの特徴と、銀行を選ぶときの考え方を、やさしい日本語で整理します。
1. 日本にある主な銀行のタイプ
日本でよく聞く銀行のタイプは、だいたい次の3つです。
- メガバンク:全国に支店やATMがある大きな銀行
- 地方銀行:特定の地域を中心に展開している銀行
- ネット銀行(オンライン銀行):対面の窓口をほとんど持たず、ネット・アプリが中心の銀行
それぞれにメリット・デメリットがあり、
「どれが正解」というより、
自分の生活スタイルに合うかどうかで選ぶのがおすすめです。
2. メガバンクの特徴(全国どこでも見かける大手銀行)
「メガバンク」とよばれる銀行は、
日本全国の都市や駅周辺に支店・ATMがあり、
会社の給与振込などでもよく利用されるタイプです。
2-1. メリット
- 支店とATMの数が多いため、引越しや転職をしても使いやすい
- 会社の給与振込用として指定されることも多い
- 海外送金・外貨預金など、サービスの種類が比較的豊富
- 窓口でのサポートが受けやすい(対面で相談できる場合が多い)
2-2. 注意点
- ATMや振込の手数料が高めに感じる場合もある
- 都市部以外の小さな町では、地方銀行より店舗が少ないこともある
- 窓口が混んでいて待ち時間が長いことがある
日本全国で生活する可能性がある人や、
「どこに引っ越しても使いやすい銀行が良い」という人には、
メガバンクはひとつの安心できる選択肢になります。
3. 地方銀行の特徴(地域に根ざした銀行)
「地方銀行」は、
特定の都道府県やエリアを中心に展開している銀行です。
住んでいる地域の名前がついている銀行を見かけることも多いです。
3-1. メリット
- 住んでいる地域の中では支店・ATMが多いことがある
- 地元の会社・不動産・学校などとつながりが深い場合がある
- 地域の情報や住宅ローンなど、地元密着型のサービスが多い
3-2. 注意点
- 別の都道府県へ引っ越すと、支店・ATMが少なくなって不便になることがある
- 海外送金や特殊な金融商品は、メガバンクほど種類がない場合もある
- 地域外では、提携ATMの手数料を確認する必要がある
日本でしばらく同じ地域に住み続ける予定があり、
家・職場・学校の近くに地方銀行の支店やATMが多い場合は、
地方銀行も現実的で便利な選択肢になります。
4. ネット銀行(オンライン銀行)の特徴
「ネット銀行」は、
実店舗をほとんど持たず、
インターネットやスマホアプリでの取引が中心の銀行です。
4-1. メリット
- スマホアプリやWeb画面が使いやすいものが多い
- 振込手数料やATM手数料が比較的安い、または無料回数がある場合もある
- 残高確認・振込などを24時間どこからでも行いやすい
4-2. 注意点
- 対面の窓口がない、または非常に少ない
- 日本語での画面操作が必要で、日本語が苦手だと最初は不安なこともある
- 現金の入金には、提携ATMやコンビニATMを経由することが多い
- 在留外国人の口座開設条件が銀行によって異なる(長期在留や日本語能力などを条件にしている場合もある)
日本での生活に慣れていて、
スマホやインターネットでの操作に慣れている人には、
日々の手数料を抑えやすいネット銀行は魅力的ですが、
最初の1口座としては、窓口のある銀行と併用するパターンもよくあります。
5. 銀行を選ぶときにチェックしたいポイント
タイプだけでなく、
実際に銀行を選ぶときにチェックしておきたいポイントを整理します。
5-1. ATM・支店の場所と数
- 自宅・学校・職場の近くにATMや支店があるか
- よく使う駅・乗り換え駅・ショッピングセンターにATMがあるか
- 引っ越しをする可能性がある場合、新しい地域にも支店・ATMがあるか
5-2. 手数料のイメージ
細かい数字を全部覚える必要はありませんが、
次のような点をざっくりチェックしておくと安心です。
- 自分の銀行同士の振込手数料
- 他行への振込手数料
- ATMを使うときの手数料(平日昼とそれ以外の時間帯)
手数料は時期によって変わることもあるため、
詳細は必ず各銀行の公式情報で確認しましょう。
5-3. 口座の使い道との相性
銀行選びは、
「何に使うのか」によっても変わります。
- 主に給与振込と日常の引き出しに使う → ATMの場所と数が重要
- 海外送金をよく使う → 取扱いの有無や手数料を確認
- 将来的にローンや投資も考えている → 取り扱いサービスの種類もチェック
まずは、
自分が銀行口座を使う場面を簡単に紙に書き出してから選ぶと、比較しやすくなります。
6. 在留外国人が意識しておきたいポイント
在留外国人の場合、
日本人と少し違う点を意識しておくと安心です。
6-1. 口座開設の条件
銀行によって、
- 在留資格の種類
- 在留期間の残り
- 日本での住所や連絡先
など、口座開設に一定の条件を設けている場合があります。
外国人向けの案内ページがある銀行もあるので、
事前に確認しておくとよいでしょう。
6-2. 言語サポートの有無
- 英語・他言語の案内ページがあるか
- 窓口やコールセンターで、英語対応が可能か
- アプリやインターネットバンキングの画面が分かりやすいか
日本語にまだ自信がない場合は、
言語サポートや画面の分かりやすさも重要なポイントになります。
7. よくある質問(Q&A)
Q1. 最初の1口座は、どのタイプの銀行がおすすめですか?
人によって状況が違うため、「これが絶対に正解」とは言えません。
一般的には、
「支店やATMが生活圏にあり、給与振込や家賃支払いに使いやすい銀行」
を1つ作るケースが多いです。
そのうえで、慣れてきたらネット銀行などをサブ口座として増やす人もいます。
Q2. 銀行は1つだけ持てば十分ですか?
1つでも生活はできますが、
人によっては「メイン口座」と「サブ口座」を分けている場合もあります。
例:
給与振込・家賃・光熱費 → メイン口座
貯蓄や特定の目的用 → サブ口座
など、自分のお金の管理スタイルに合わせて、必要に応じて考えていけば大丈夫です。
Q3. 途中で銀行を変えたくなった場合はどうなりますか?
別の銀行で新しい口座を作ることは可能ですが、
給与振込の銀行を変える場合は会社への手続き、
家賃や光熱費の自動引き落としを変える場合は、それぞれの契約先への変更手続きが必要です。
手間はかかりますが、
「どうしても今の銀行が合わない」と感じる場合は、
無理に我慢する必要はありません。
Q4. 銀行ごとの最新の手数料や条件は、どこで確認すればいいですか?
手数料やサービス内容は、
時期や銀行の方針によって変わることがあります。
正しい情報を知るためには、
必ず各銀行の公式サイト・パンフレット・窓口で確認しましょう。
インターネット上の古い情報だけを信じるのは危険です。
8. まとめ:自分の生活スタイルに合う「使いやすい銀行」を選ぶ
- 日本には、メガバンク・地方銀行・ネット銀行など、いくつかのタイプの銀行があります。
- メガバンクは全国で使いやすく、地方銀行は地元で便利、ネット銀行はオンラインでの取引や手数料面に強みがあります。
- 銀行を選ぶときは、ATM・支店の場所、手数料のイメージ、口座の使い道との相性をチェックすることが大切です。
- 在留外国人の場合、口座開設条件や言語サポートの有無も重要なポイントになります。
- 完璧な銀行を探す必要はありません。「今の自分の生活にとって、いちばん使いやすい銀行」を目安に考えてみましょう。
このページで紹介したポイントを参考にしながら、
まずは候補を2〜3つに絞り、
公式情報や周りの人の経験も聞きつつ、
自分にとって使いやすい銀行を選んでみてください。


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