「授業や宿題もあるし、アルバイトもしたい」
「本業の仕事が忙しいけれど、収入のためにバイトもしている」
そのような在留外国人の方にとって、
シフトの組み方と休みの相談は、とても大切なテーマです。
このページでは、
学業や本業とアルバイトを両立させるためのシフトの考え方と、
休みを相談するときの基本的なポイントを、やさしい日本語で整理します。
1. まずは「自分の生活リズム」を知るところから
シフトを決める前に、
いきなり「週に何日働きたいか」だけを考えてしまうと、
後から「思ったよりきつい」と感じることがあります。
まずは自分の生活リズムを、ざっくり整理してみましょう。
- 授業・学校・本業の仕事の時間はいつか
- 通学・通勤にどのくらい時間がかかるか
- 宿題・勉強・家事など、自分の時間が必要なものは何か
- 1日にどのくらい睡眠時間が必要か
これらを書き出してみると、
本当にアルバイトに使える時間が見えてきます。
そのうえで、「週◯日・1日◯時間くらいなら続けられそう」と考えてみましょう。
2. 無理のないシフトの組み方を考える
シフトを決めるときに大切なのは、
「できるだけ多く働く」ではなく、
「続けられるペースで働く」という考え方です。
2-1. 最初は少なめからスタートする
初めてのアルバイトや、新しい職場の場合は、
仕事に慣れるまでにエネルギーが必要です。
最初の1〜2か月は、たとえば
- 週2〜3日
- 1日4〜5時間程度
のように、少なめのシフトから始めるのがおすすめです。
慣れてきたら、店長や責任者と相談して、
少しずつシフトを増やしていくこともできます。
2-2. 週の中で「休む日」を必ず作る
学校・本業・アルバイトがあると、
「気づいたら毎日予定がある」という状態になりやすいです。
体調やメンタルを守るためにも、
- 週に最低1日は、完全な休みの日を作る
という意識を持っておくと安心です。
特に、テスト前や本業の繁忙期は、
余裕を持ったスケジュールにしておきましょう。
2-3. 朝型・夜型も考慮する
自分が朝に強いか、夜に強いかも、シフトを決めるときのヒントになります。
- 朝が得意な人:朝のシフトや、午前中からの勤務がストレスになりにくい
- 夜型の人:夜のシフトのほうが働きやすい場合もあるが、睡眠時間に注意が必要
特に、学校や本業が朝からある場合は、
深夜までのシフトが続くと大きな負担になります。
翌日の予定も考えながら、シフトの時間帯を選びましょう。
3. シフト希望の出し方と、店側の考え方
多くの職場では、
「シフト希望を出す → 店長が調整する → シフト表が決まる」という流れになっています。
3-1. シフト希望は「早め」に出す
シフト希望を出すタイミングは、職場によって違いますが、
- 翌月分を、前の月の中旬〜下旬に出す
- 2週間ごとに希望を出す
などのスタイルが多いです。
店長や責任者から、
「◯日までに来月のシフト希望を書いてください」と言われたら、
できるだけ締切より前に提出するようにしましょう。
3-2. 「絶対に入れない日」と「できれば避けたい日」を分けて伝える
シフト希望を出すときは、
- 絶対に入れない日(授業・テスト・本業の仕事がある日など)
- できれば避けたい日(用事がある、体を休めたい など)
の2つを分けて考えると、店側も調整しやすくなります。
どうしても希望どおりにならない場合もありますが、
あらかじめ伝えておくことで、トラブルを減らすことができます。
4. 休みを相談するときの基本
アルバイトを続けていると、
「この日はどうしても休みたい」という日が出てくることがあります。
4-1. 決まっている用事は「できるだけ早く」伝える
テストの日程、学校の行事、病院の予約、帰省の予定など、
あらかじめ分かっている用事については、
- シフト希望を出すときに、一緒に伝える
- 分かった時点で、できるだけ早く店長に相談する
ことが大切です。
早く伝えるほど、店側も代わりの人を探しやすくなります。
4-2. 伝え方の基本フレーズ
たとえば、次のような言い方があります。
- 「◯日はテストがあるので、シフトを入れないようにお願いできますか。」
- 「来月の◯日〜◯日は、帰省の予定があるので、お休みをいただきたいです。」
- 「この日は病院の予約があるので、シフトを短くすることはできますか。」
完璧な日本語でなくても大丈夫です。
理由と日付が分かりやすく伝わることが一番大切です。
5. 急な用事や体調不良のときの対応
どんなに気をつけていても、
突然の体調不良や、急なトラブルが起こることがあります。
5-1. 体調が悪いとき
無理をして出勤すると、
自分の体調が悪化したり、周りの人にうつしてしまう可能性もあります。
体調が悪いときは、
- できるだけ早く(朝・前日など)店に連絡する
- 「熱がある」「頭が痛い」など、状況を簡単に伝える
- 休ませてもらえた場合は、次のシフトでしっかり働く気持ちを持つ
ことが基本になります。
5-2. 急な用事ができたとき
急な家庭の事情などで、どうしても出勤できない場合もあります。
そのときも、
- 分かったタイミングで、すぐに連絡する
- 自分がシフトに入っている時間を把握しておく
- 無断で休まない(連絡なしで休まない)
ことがとても大切です。
無断欠勤が続くと、
信頼を失ったり、シフトに入れてもらえなくなる可能性があります。
6. 働きすぎを防ぐためのセルフチェック
学業・本業・アルバイトを両立させるためには、
自分で自分の状態をチェックすることも重要です。
6-1. こんなサインがあったら要注意
- いつも疲れていて、授業中や仕事中に眠くなる
- 宿題・勉強に手が回らなくなってきている
- 休みの日がほとんどなく、気持ちが休まらない
- 体調を崩すことが増えてきた
このようなサインがある場合は、
シフトを少し減らすことも検討してみましょう。
短期間だけたくさん働くよりも、
長く健康に働き続けることのほうが大切です。
7. よくある質問(Q&A)
Q1. シフトを減らしたい場合、どう伝えればいいですか?
まずは、理由と希望をシンプルに伝えましょう。
例としては、
「今学期は授業が増えたので、しばらくの間、週◯日までに減らしたいです。」
「本業が忙しくなったので、平日のシフトを少なくしたいです。」
のように話してみてください。
Q2. どうしても言い出しにくくて、我慢して働いてしまいます。
言い出すのが難しいと感じる気持ちは自然なものです。
しかし、我慢し続けると、体調や学業・本業に悪影響が出てしまうことがあります。
短い時間でも良いので、
店長や信頼できる先輩に相談してみることをおすすめします。
Q3. 毎回シフトが希望どおりにならないのですが、仕方ないですか?
店側も、全員の希望を100%かなえることは難しい場合があります。
どうしても外せない予定がある日は早めに伝えたうえで、
他の日はある程度柔軟に考える、というバランスも大切です。
Q4. シフトを組むときに、在留資格や法律のルールも考えたほうがいいですか?
特に留学生の場合、1週間に働ける時間の上限など、
在留資格ごとのルールがあります。
シフトがルールを超えないように、
自分でも働いた時間を記録しておくと安心です。
詳しくは、学校や専門の相談窓口に確認しましょう。
8. まとめ:シフトは「長く続けられるペース」で考える
- シフトを決める前に、自分の生活リズム(授業・本業・通勤時間・睡眠など)を整理することが大切です。
- 最初は少なめのシフトからスタートし、慣れてきたら調整するほうが安心です。
- 休みの希望や用事が決まっている日は、できるだけ早く店側に伝えましょう。
- 体調不良や急な用事があるときは、無断欠勤をせず、すぐに連絡することが基本です。
- 学業・本業・健康を守りながら、長く続けられるペースでアルバイトをすることが、結果的に自分のためになります。
このページを参考にしながら、
自分にとって無理のないシフトの組み方と、
休みの相談のしかたを、少しずつ試してみてください。


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