「節約しなきゃ」と思っているのに、
実際にやってみるとストレスばかり増えて、長く続かない。
そんな経験はありませんか。
我慢だけの節約は、短期間ならできても、
長く続けるのはむずかしいものです。
このページでは、日本で生活する在留外国人の方に向けて、
ストレスをためない節約の考え方と、
生活の満足度を大きく下げずに支出を見直すコツを、
やさしい日本語で整理します。
1. 「節約=我慢」だけで考えない
多くの人は、「節約」と聞くと、
「外食を禁止する」「楽しみを全部やめる」といった強い我慢をイメージします。
しかし、それだけが節約ではありません。
- 同じサービスでも、もっと安いものに変える
- 使っていないサービスをやめる
- 「なんとなくの習慣」を少しだけ変える
といった「ムダを減らす」タイプの節約もあります。
ストレスをためないためには、
まず「ガマン型の節約」だけが答えではないと知ることが大切です。
2. まず見直すべきは「固定費」から
節約をするときに、
いきなり食費や交際費などの「毎日の楽しみ」を削ろうとすると、
ストレスが大きくなります。
そこで、まずは固定費(毎月ほぼ同じ金額の支出)から見直すことをおすすめします。
2-1. 固定費を見直すメリット
- 一度見直すと、効果が毎月続く
- 努力や我慢をしなくても、自然と支出が減る
- 生活の満足度が大きく下がりにくい
2-2. 固定費の例
- 通信費(スマホ・インターネット)
- サブスクリプション(動画・音楽・クラウドなど)
- 保険料(加入している場合)
- 使っていないサービスの月額料金
まずは、
「今、毎月固定で払っているものは何か」をリストアップし、
その中に「あまり使っていないもの」「もっと安くできそうなもの」がないかを考えてみましょう。
3. 「減らす」よりも「選ぶ」節約に変えていく
ストレスが少ない節約は、
何かを一方的に「減らす」のではなく、
「何にお金を使いたいか」を選ぶ発想です。
3-1. 自分にとって大事な支出を決める
たとえば、次のように考えてみます。
- 「友だちとのご飯は大事なので、ある程度は残したい」
- 「趣味の本やゲームは、ストレス解消になるのでゼロにはしたくない」
- 「カフェは好きだけれど、頻度は少し減らしても大丈夫かもしれない」
こうして、
「ここにはお金を使い続けたい」「ここは少し減らしてもいい」と整理すると、
節約の方向性が見えやすくなります。
3-2. 「やめる」より「回数やランクを少し下げる」
完全にやめてしまうとストレスが大きくなる支出は、
次のように少しだけ調整する方法があります。
- 外食の回数を「週◯回まで」にする
- カフェで飲み物だけにして、フードは控える
- 高めのお店に行く回数を減らし、いつもより安いお店も試してみる
「完全に禁止」ではなく、
「量を少し減らす」「グレードを少し下げる」イメージです。
4. 習慣を少し変えて、自然に節約する
大きく生活を変えなくても、
毎日の小さな習慣を変えるだけで、自然に支出を減らせることがあります。
4-1. よくある「なんとなくの支出」を意識する
例:
- コンビニに寄るたびに、ついお菓子や飲み物を買ってしまう
- スマホゲームやアプリで、小さな課金を何度もしてしまう
- なんとなくネットショッピングアプリを開き、その場で買ってしまう
これらは、
1回あたりの金額は小さくても、
月トータルでは大きな支出になっていることがあります。
4-2. 「ワンクッション」を入れる
なんとなくの支出を減らすために、
次のようなワンクッションを入れてみるのも効果的です。
- 「今日はコンビニに寄らない日」と決める日を作る
- 何かを買う前に、「本当に必要?」と1回スマホのメモに書く
- 高めの買い物は、一晩おいてから決める(すぐに買わない)
こうした小さな工夫でも、
衝動買いを減らしやすくなります。
5. メンタル面のケア:自分を責めすぎない
節約を続ける中で、
「また無駄遣いをしてしまった」「自分はダメだ」と感じることもあるかもしれません。
しかし、
完璧にお金をコントロールできる人はほとんどいません。
5-1. 「できたこと」にも目を向ける
- 先月より外食が少し減った
- サブスクを1つ解約できた
- 家計簿を1か月続けられた
など、
小さな変化でも「できたこと」として認めるようにしましょう。
5-2. うまくいかなかった月は、「原因探し」ではなく「次の作戦会議」
節約や貯金がうまくいかなかった月があっても、
自分を責め続ける必要はありません。
その代わりに、
次のような視点で振り返ってみます。
- 今月はどんな予定(イベント・出費)があったか
- どのカテゴリが想像より増えていたか
- 来月は何を少し変えてみるか
これは「反省」ではなく「作戦会議」です。
節約も家計管理も、
失敗と工夫をくり返しながら少しずつ上達していくものです。
6. よくある質問(Q&A)
Q1. 1か月にどのくらい節約できれば「成功」と言えますか?
人によって収入・生活費・在留目的が違うため、
「これだけ節約できれば成功」という数字はありません。
最初の目標としては、
「先月より少しだけ支出を減らせた」や、
「今月はマイナスにならずに終えることができた」など、
自分の状況に合わせて小さなゴールを設定してみてください。
Q2. 節約をがんばると、友だち付き合いが悪くなりそうで不安です。
友人関係はとても大切です。
すべての飲み会や遊びを断る必要はありません。
たとえば、
「今月は外食は◯回まで」「1回あたり◯円を目安にする」など、
自分の中でルールを決めることで、
友だち付き合いと家計のバランスを取りやすくなります。
Q3. すでに家計が厳しくて、節約してもほとんど余裕がありません。
そのような状況では、
節約だけでなく、
収入面や支援制度の情報を確認することも大切です。
アルバイトの見直し、生活保護や奨学金、自治体の支援、学校の相談窓口など、
利用できる制度がないかを調べてみる価値があります。
一人で抱え込まず、信頼できる窓口に相談してみてください。
Q4. 節約をすると「ケチ」と思われるのが不安です。
自分のお金の使い方を大事に考えることは、
決して悪いことではありません。
無理な割り勘を断るときや、参加を控えるときは、
正直に「今月はお金をセーブしたい」と伝えてもかまいません。
本当に大切な友人であれば、
あなたの状況や考えを理解してくれるはずです。
7. まとめ:がんばりすぎず、「ちょうどよい節約」をめざす
- ストレスをためない節約のポイントは、「ガマン」だけでなく「ムダを減らす」「選んで使う」発想を持つことです。
- まずは固定費から見直し、一度の工夫で毎月の支出を減らせるところを探してみましょう。
- 自分にとって大事な支出は残しつつ、「回数」や「ランク」を少し調整するだけでも効果があります。
- 毎日の小さな習慣や「なんとなくの支出」を意識し、ワンクッション置くことで衝動買いを減らせます。
- 節約がうまくいかない月があっても、自分を責めすぎず、「次の作戦」を考える気持ちで続けていくことが大切です。
このページの内容を参考に、
日本での生活の中で、
自分にとってちょうどいい、ストレスの少ない節約の形を見つけていってください。


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